車売る時の豆知識
車業界で働いていない人ではわからない業界の裏側を紹介します!
新車ディーラーの営業マンは、下取り台数を伸ばしても会社から評価されないと聞いたのですが、本当ですか!? |
新車ディーラーの営業マンは、あくまでも新車を売った台数で社員の評価が決まるので、下取りには積極的でないディーラー営業マンが多いです。
逆に買取専門店は、買取をした時の利益と、買取台数が評価になる会社が多いです。 |
査定に出す時は洗車しておいたほうが高く売れる可能性は上がりますか? |
外装も内装もきれいに洗車しておいたほうが良いです。洗車機でも十分です。
注意するポイントは、ボディーの傷を直してから売ろうとする人もいますが、直す費用と査定金額の差額を比べると、直す費用のほうが高くつきます。
傷は直さずそのまま査定に出すことを進めます。
大切に乗っていたことをアピールするために、最寄りのガソリンスタンドの洗車機で洗った後に査定に出すということを覚えておいてください。 |
買取専門店の営業マンとの交渉で得するような、なにかアドバイスをください! |
では少し内情を含めて裏ワザまですべてお話しちゃいましょう。
実は、月末近い20日前後に交渉する場合、その月の営業マンの実績になるかどうかが、非常に重要なケースがあります。
例えば、営業マンの会社の目標やノルマが、あと10万円で達成となる場合、早く契約を決めてすぐにオートオークションに出品して粗利を確定させたい、などの欲求が働くことがあります。
殺し文句は、あと○万円上乗せしてくれたらすぐ決めますというキーワードです。
営業マンは、他の買取専門店の営業を受ける前に自分のところで契約を決めたいという考えがあります。
また、買取専門店の営業マンは多くの場合、査定金額の提示よりもお客様がいくらなら売ってくれるのかを聞いてきます。
このやり取りを逆手に取って交渉をすると、高い金額で売り切れるようになるのですが、いくらがマックスなのか先に教えてくださいと聞いてしまうのも一つの手です。
複数の買取専門店と比較するということを、そのまま話してしまい、金額だけで決めるので一番高い金額を出してくれた会社で決めますとはっきり伝えてしまいましょう。
また、商談時間が長くなることもありますので、あらかじめタイムリミットを決めておくのもよいですね。
例えば○時には出かけなくてはならないので、それまでに査定金額を出してくださいと伝える方法や、査定金額を出すのにどのくらい時間がかかるかを先に聞いてしまうのもよいですね。
複数の買取専門店の査定を受けることを考えると、なるべく時間をかけずに金額を聞き出すように工夫をする必要があります。
<究極の裏ワザ>
大手買取専門店の場合、スタッフも豊富ですので、ほぼ指定した日の指定した時間に来てくれます。ただし、個人でやっている業者や中小の買取専門店の場合、スタッフに限りがあり、どうしても時間に集まれないという場合もありますので、その場合は、その業者と別で時間を合わせることになります。
大手買取専門店よりも地元の中小の買取専門店や、輸出業者のほうがが、高く買い取ってくれるケースもあるので、大手だけで決めずに、中小の業者の査定金額も面倒でも聞いておいた方が良いです。
また、輸出業者の場合は、日本ではまったく人気の無い車に、特別な価値を見出して、高い金額で買い取ってくれるケースも結構あります。
海外旅行に行ったことのある人は、良くわかると思いますが、昔走っていた日本の古いボロボロの車が街中を走っていたりするのを見たことがあると思いますが、10万キロ程度であれば、日本人の感覚で5万キロくらいですので、まだまだ販売の余地はあるのです。 |
大手査定会社は価格をどのように決めているのですか? |
一般的には、過去のオートオークションの落札データから適正な買取金額を決めます。直近の落札データを見て、その金額から落札手数料、出品手数料、陸送代、会社の利益の4点を計算して、ユーザーに査定金額を提示します。
例えば、1,000万円で購入したメルセデスベンツでも、次のユーザーが欲しがらないような、過走行の車や年式が古く、故障もいくつか出てきているような車だと、どんなに内装がきれいな状態でも査定金額が低く提示されることがあります。
中古車店が、走行距離20万キロでいつ壊れてもおかしくない車を売り出してもユーザーは、壊れたらどうしよう、ベンツだから修理代も高いかもな。修理で100万くらいかかったという話も聞いたことあるしな、という想像を膨らませてますので、中古車情報サイトに載せても、まったく見積もり依頼が来ないことは想像がつくと思います。
中古車店は、このようなユーザーの意図が分かるので、わざわざ売れない車を仕入れません。実際には、解体屋さんでパーツと鉄に分解されて処理されるか、海外に輸出して安く売りさばくことになります。または、最近では販売に力を入れている買取専門店も多く出てきていますので、査定に出した車をちょうど商談中で欲しがっているユーザーがいた場合、多少利益が減っても高く買い取ってもらえるケースがあります。
あと最近はハイブリットカーや電気自動車もすごく需要がありますので、プリウスやアクアなども非常に高値で売れることも多いです。 |
新車ディーラー同様に買取専門店でも廃車になる場合は、お金かかるのですか? |
最近は、廃車と言われた時でも基本的にはお金かかりません。
次の買い手が見つからないような車は、解体屋工場に持っていかれて解体処理されるのですが、新車ディーラーの場合は、費用が発生することもあるようですが、最近は鉄を輸出して利益を出したり、パーツだけ取り出してパーツ販売したりする会社も出てきておりますので、どんなにボロボロでも、いくらか値段が付く場合があります。
基本的にはエンジンの大きさによって値段が変わりますので、排気量によって値段が変わるということになります。ディーラー下取りで廃車の費用が必要だと言われた時は、迷わず一括査定に申し込みましょう。
下取り費用分が免除されるだけでなく、いくらか査定金額が付けば、家族でお寿司屋さんで、おなか一杯食べられるくらいにはなると思います。
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取材にご協力頂いた、もと買取専門店の中村さんありがとうございました。
もし私が新車を買う時でもディーラーで下取りに出すのはやめておきます。どちらにせよ、複数の会社から一斉に査定依頼を出して、一番高く金額が出たところで売却するのが一番車を高く売る方法なのだということがよくわかりました。
査定に出すときにはこのサイトを見ながら裏ワザ通りに、交渉を進めて高く売ってしまいましょう!
車の査定金額は基本的には月日が経つにつれてどんどん下がるものなので、もし過去に相場を調べた人も現在の価値をお調べすることをお勧めします。
大体のパターンですと、年式が変わる12月~1月にかけてと、ディーラー含め車業界の繁忙期は毎年2月~3月なので、その期間を過ぎた後、つまり4月になると相場も変わってきます。
後はモデルチェンジした後は、形状が古くなるので、値段も落ちやすくなります。詳しくはサイト内の新車情報カレンダーを参考にして頂くと良いです。
あなたの車が新しくモデルチェンジする時期が決まっている場合は、新車が発売される前に売却することをお勧めします。
車は、保険と不動産の次に高い買い物ですので、慎重に絶対に損しないように売買したいですよね。